アウトバック　エンジン、パワーウィンドー不調　日野市　八王子市　多摩市　国立市　立川市　東京

故障修理

エンジン、パワーウィンドー不調　スバル　アウトバック

平成16年式　UA-BPE　走行距離82,606km

エンジンの振動が大きい、運転席パワーウィンドー不調という事でお預かり致しました！

エンジンの振動はＲ、Ｄレンジでアイドリング時に症状を確認しました。またエアコンを入れた直後のアイドルアップ時は少し解消する感じです。
イメージ的には燃焼不良で不規則に回転数が下がる感じです。
エンジンマウント不良でしょうか？とお客様からお話しを聞いておりましたが、そういった感じでは無さそうですね。念の為、下からエンジンを支えて様子を見ましたが、やはり変化がありません。

スキャンツールでトラブルコードの検索をした所、異常無し。

イグニッションアナライザーで点検をすると6番シリンダーの2次ﾋﾟｰｸ電圧が若干低く、燃焼時間が若干長い状態。

遠方から起こしで、その場で点検して欲しいとの事だった為、一先ず交換した事が無いというスパークプラグをまず交換してみましょうという事で、エンジン側の診断は一先ず終了。

続いてドアガラス。運転席のみAUTOでUPすると、一番上にいった後、反転して少し開いてしまう状態。
まずはパワーウィンドーのリセット作業を実施してみましたが、変化無し。
よーく見てみると、ガラスの前側が内側に倒れ込んでおり、雨漏れ防止のパッキン、ウェザーストリップに食い込んでしまう状態を確認しました。
ハードトップのお車なので、ドアを開けた状態で試してみると、症状は発生しない状態。ドアを閉めた状態だとウェザーストリップに食い込み、挟み込み防止装置が働いて反転してしまう状態である事が分かりました。

一先ずガラスの方は建て付け調整をしてみましょうという事でお話しし、後日お預かりという事になりました。

お預かり後、まずはエンジンの方から実施。スパークプラグを交換してみましたが、正直あまり変化がありません。イグニッションアナライザーで再度点検してみると、やはり6番と今度は5番も数値がやや低い状態。

イグニッションコイル位置を変更してみても、状態の変化は無い為、点火系異常では無さそうです。また症状はエンジンが冷えている冷間時の方がよりはっきり出る状態。
一先ず吸気系を点検してみるとスロットルボディが大分汚れている状態でした。

そこでお客様に吸気系の清掃、また冷間時の方が症状が出やすいので、圧縮不良も疑われる為、エンジンオイル粘度を上げ、交換する事をご提案させて頂きました。

ご了承頂き、作業開始！

吸気系清掃、エンジンオイルはWako’sのアンチエイジングオイル15W-40、パワーシールドを入れ交換。
作業後は冷間時、温間時共に症状は改善し、イグニッションアナライザーの数値も6気筒共揃う状態になりました！

なお作業中、ドライブシャフトのインナーブーツが破れている事を発見した為、ご了承頂き、併せて交換させて頂きました。

続いてガラス部分。内張りを外し確認すると、ウィンドーレギュレーターを固定するナットが欠損しており、ガラスが本来動く溝部分から外れ、ずれている状態でした。配線の通すか所も正規の位置では無かった為、以前分解した際、取り付けミスをしていた感じです。
ガラスは傷ついたりしていなかったので、所定位置に戻し、各調整。正常作動を確認しました。