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故障修理

キャブレターの汚れ、点火系部品の劣化　スズキ　キャリィ

平成9年式　V-DC51T　走行距離116,447km

エンジン不調でお預かりさせて頂きました！
低速だとアクセルを踏んでも吹き上がらないとの事。ある程度速度が上がれば、なんとか走れるそうです。

レッカーにて入庫後、エンジンを掛けようとしたら、すぐにエンストしてしまう状態。アクセルを何度か踏み、あおってあげれば何とか掛かります。
一先ず排気ガスの状態を確認。するとCO　6.9%、HC　335ppmという状態。車検に適合しないレベルまで有害ガス濃度が高い状態。明らかに不完全燃焼を起こしています。

まずは基本点検を実施。エンジンがスムーズに作動するには、良い圧縮、良い混合気、良い火花の3条件が必要。

まずは圧縮を点検。こちらは問題無し。

続いて火花の点検。スパークプラグは1年前に交換済みとの事なので大丈夫でしたが、イグニッションコイルに刺さっているプラグコードから火花が飛んでいる状態を確認。またデストリビューターキャップを開けてみると、キャップの端子もローターもかなり摩耗していました。
プラグから火花は飛んでいましたが、点火系はＮＧです。

続いて混合器を点検。現車はキャブレターなので、キャブレター廻りを点検。エアーエレメントもキャブレターも物凄く汚れています。
エアーエレメントは交換、キャブレターは清掃が必要です。

一先ず現状の状態をお客様にご報告し、作業着工！

プラグコード、ディストリビュータキャップ、ローター、エアーエレメントは各交換、キャブレターとスパークプラグは清掃を実施。
また今回の案件とは関係ありませんが、ファンベルトがずたずただった為交換。またエンジンオイル交換も追加でご用命頂きました。