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スパークプラグ劣化 スバル ステラ
平成23年 DBA-LA100F 走行距離76,882km
エンジンチェックランプが点灯し、エンジンの調子も悪いという事でご来店頂きました!
アイドリングが不安定で、レーシングするとスムーズに回転が上がりません。
明らかにパワーバランス不良という感じ。
一先ずスキャンツールにてDTCを確認。
するとP03011番シリンダー失火と表示されました。
イグニッションアナライザーにて点火状態を確認すると、確かに1番が失火しています。
4サイクル・ガソリンエンジンはピストンの下降により燃料と空気の混合ガスを吸い込み、
ピストンの上昇により混合ガスを圧縮、次に下降するタイミングでスパークプラグが火花を飛ばし、
ガスを着火、ピストンを押し下げます。次にピストンが上がる際に排気ガスを排出という4つの工程を
繰り返しています。
失火しているという事は、火花が飛ばす、着火出来ていない場合や燃料が噴射出来ていない場合、
圧縮がちゃんと出来ていない場合が考えられます。
一先ず、まずは点火系を点検。スパークプラグに高圧電気を流すイグニッションコイル、1番シリンダーと
2番シリンダーを入れ替えしてみます。これで失火するシリンダーが2番に入れ替わればイグニッションコイル
不良という事になります。
しかし、不具合シリンダーは1番のままです。
そこで今度はスパークプラグを1番シリンダーと2番シリンダーを入れ替えて実験します。その際、イグニッションコイルは
元に戻します。
すると不具合シリンダーは2番に入れ替わりました!スパークプラグはイリジウムと白金が両電極に使用されている
長寿命タイプ。見た目はそれ程劣化している様には見えません・・。
ただスパークプラグがNGなのは明らか。
状況をお客様にご説明し、スパークプラグ交換をご了承頂きました。
新品に取替後、パワーバランス不良は改善し、調子良い状態に!
走行テストも実施し、不具合コードも検出しない状態を確認し、お返しさせて頂きました。
- スキャンツールにてトラブルコード及びデータ確認 ¥2,400-
- スパークプラグ点検、交換 ¥4,000-
- スパークプラグ ¥1,800-×3 (DENSO イリジウムタフ)
整備小計¥11,800-、税込み総額¥12,980-となりました!
入庫時の状態。エンジンチェックランプが点灯したままになっていました。
スキャンツールにてトラブルコードを確認。1番シリンダー失火と出ました。
スパークプラグのみ1番と2番を入れ替えた後のコンピュータのデータ。失火しているシリンダーが2番に入れ替わりました。
作業完了後、不具合履歴を消去。消去後、再発しない事を確認しました。
スパークプラグ交換後のデータです。失火しない状態になりました!