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故障修理車検・点検

車検整備　スバル　サンバー

平成22年式　EBD-TV2　走行距離57,318km

車検整備でお預かり致しました。
お客様より2点ご指摘を頂きました。
1点目は、左スライドドアのパワードアロックが作動しないとの事。
内張りを分解し、点検。するとアクチュエーターに繋がるロッドが外れていました。
ドアロックのリンク部分が油切れで固くなり、外れてしまった様です。

給油し、動きを良くした所でリンクを接続。ロック自体もスムーズに動くようになり、
パワードアロックも作動する様になりました。
右のスライドドア側もアウターハンドルの動きが固かった為、お客様にご提案し、分解給油を実施致しました！

2点目はアイドリングが不安定になる事があるとの事。
症状は再現しませんでしたが、排気ガスの有害ガス濃度が高く、スロットルボディ廻りはかなり汚れている
状態でした。年間走行1万km程度走行する様ですが、1年点検毎でしかオイル交換をしていない様子。
オイルの汚れによりブローバイガスが汚れ、スロットルボディに汚れが溜まった様です。
ISCVは取り外してエンジンコンディショナーで清掃、スロットルボディも同様に清掃を実施。
更にスロットルボディ以降の部分はPETRA　フューエルシステムクリーナーにて清掃、インジェクター等
燃料周りはWako’sフューエル1にて清掃致しました。
また燃料フィルターがそろそろ交換時期だった為、交換を実施。
清掃前、COは0.19%、HCが143ppmだったのが、清掃後はCO　0.01％、HC　2ppmまで低減しました。

更に点検を進めると、大きい所で2点程、不具合箇所がありました。
1点目はエンジンオイルの漏れ。前述の通りオイル交換タームが長すぎる為、パッキンが劣化し
エンジン最上部から蓋をしている部分から（タペットカバー・パッキン）漏れておりました。
パッキン交換が必要です。ご了承頂き、カバーを外してみると、炭化したオイルが大量に堆積している状態・・。
一先ず取れる範囲で除去、清掃をしてからパッキンを交換致しました。
その後、オイル漏れが再現しない事を確認する為、また内部の汚れを少しでも溶かし、回収する為、
エンジンオイル交換後、数時間エンジンを掛けたままにした後、再度エンジンオイルとオイルフィルターを交換
させて頂きました。

2点目はフロントデフ、右のサイドシール以外の場所からオイルが漏れておりました。
デフを降ろさないと修理が出来ない事、またオイル量は適正量入っていた事から、今回は
一先ず漏れ止め剤注入で様子見とさせて頂きました。

後は消耗品類、クーラント、ラジエターキャップ、ブレーキフルード、ファンベルト、リヤワイパーの交換を
実施させて頂きました！