スバル　フォレスター　デフオイル漏れ　ロアアームブッシュ打ち変え　日野市　八王子市　多摩市　国立市　立川市　東京

故障修理

オイルシール、ブッシュ交換　スバル　フォレスター

平成25年式　DBA-SJG　走行距離98,242km

高速走行中にハンドルに振動が伝わるとご相談を頂きました！
リフトで車両を持ち上げ、各車輪を揺すってみると、前輪左右にガタがある状態。
ガタの原因は前輪ロアアームの前側ブッシュがガタガタの状態でした。
ブッシュ交換が必要です。
ロアアームのブッシュは前と後ろ、片側2か所あるので、前輪左右で合計4か所のブッシュを交換します。
なお、ボールジョントブーツに破れは無く、ガタも無い状態でしたが、
ロアアームを外すついでにロアアームのボールジョイントブーツも交換します。

また点検中発見したのですが、トランスミッション、左前輪のドライブシャフトが刺さっている部分から
デフオイルが漏れていました。併せて修理をした方が良い状態です。

お客様に現車の状態を各ご確認頂き、修理させて頂く事となりました。

作業は日を改めて実施。

まずはフロントデフオイルを排出。
続いて左側ドライブシャフトを外し、デフのリテーナーを取り外すので、作業の邪魔になるエキゾーストパイプを
取り外します。
が、前側のナット、片方がなかなか緩みません・・。
バーナーで焙ってナットを熱膨張させても、少しずつしか緩まない状態。少しずつ、少しずつ繰り返しましたが、
最後はナットがただグルグル回るだけになってしまいました・・。ねじ山死亡です・・。
仕方がないので、ナットを破壊し、取り外し。スタッドボルトのねじ山は完全になくなっており、
ダイスで修正は不可能な状態。ボルト交換が必要です。
こうなると、ドリルで穴を開け、少しずつ大きなドリルに穴を大きくし、最後はタップを立てるしかないのですが・・。
熱が入ったボルトの摘出は大変でして・・。結局ボルト摘出、ねじ山修正に2時間を要しました・・。

スタッドボルトを手配し、作業続行。

左右のロアアームを取り外し、左のみドライブシャフトを取り外します。
シャフト取り外し後、合いマークを付けてからミッションのリテーナーを取り外し、
Ｏリングとオイルシールを交換。
後は逆の手順で、ミッションに取り付けます。

次に左右のロアアームボールジョイントブーツを交換。

続いてロアアームのブッシュ、4つをプレスで打ち変えます。
抜き取る前に合いマークをつけ、プレスにセット。
抜き取り後は逆の手順で新品を圧入します。

打ち変えが完了したら、後は車両に取付。

取り寄せたスタッドボルトを取付、エキゾーストパイプを組付け、左右ロアアームを車両に
取り付けします。

最後に1G締付、ヘッドライトのオートレベライザーリセット、光軸調整を実施。
またサイドスリップを測定したら、はちゃめちゃにずれていたので、調整。

走行テストをし、異常が無い事を確認・・・、したら左後輪ハブベアリング不良でゴーゴー音がしていました・・。
こちらはまた後日という事で、一先ず今回はこれで完了！