ライトエース 警告灯点灯 日野市 八王子市 多摩市 東京


故障修理

油温センサーカプラー清掃 トヨタ ライトエース

平成26年式 ABF-S402M 走行距離 86,141km

 

そもそもは車検整備でお預かり致しました。

クーラント、ブレーキオイル、ATF、リヤデフオイル、パワステオイルの油脂類及びファン・エアコンベルト、スパークプラグ、発煙筒、エアコンフィルターの交換を実施。

作業完了後、翌日車検場に受験に向かおうとしたら・・・。

朝一エンジンをかけると、O/D OFFの警告灯が点滅する様になってしまいました!
すぐにスキャンツールでコンピューター診断を実行。するとP0710 A/T油温センサー系等が表示されました。
またIG ONの状態だとミッションの方から「カチッ、カチッ」と3秒間間隔程度で音がしており、スキャンツールで見るとシフトのソレノイドが同じ間隔で作動している事を確認しました。
そのままエンジンを始動し、車両を動かすと、前進は1速と3速しか入らない状態。また油温は30℃位を示していたかと思うと突然-20℃になったり、かなり不安定な状態。
資料を取り寄せ調べると、油温センサー系等が不良になるとフェイルセーフが働き、1速と3速にしか入らない状態になるとの事。
油温センサー系等に絞って良いみたい。

ただ、暫く走行し油温が高くなると突然警告灯の点滅が無くなり、通常走行が出来る様に。
受験の予約を取っている事もあり、一先ず受験し、戻ってから詳しく見る事に・・。

受験中及び回送中は症状が再現しない状態だった為、一先ず1度完全冷却をし、前回症状が出た環境にしてみます・・。

油温センサー系等はメーター奥にあるオートマのコンピューターから車両側配線がミッションまで伸びています。ミッション入り口以降は、オイルパン内部まで配線が伸びている状態。この配線自体がセンサーになっている模様。

一先ず車両側の配線とミッション入り口部分を分離し、センサー系等を点検します。すると分離したコネクターを見ると青錆が見られました。
突然症状が現れ、また症状が消失した事を考えると、この部分の接触不良が疑わしい様に思います・・。
配線の清掃し、接点復活剤の塗布、コネクターを起こし、圧着性を向上させ、組み付けしテスト。
症状が再現しないので、暫く完全冷却をした状態でのテストを繰り返しても再現しない為、こちらで様子を見て頂く事にしました。

こんな事もあるんですね~。

左下、青線で覆った2か所に錆びが見られました。

こちらはミッション側のオス側コネクター。角度的に見えないので、赤丸上の鏡で映しています。

こちら清掃し、爪を起こして密着性を上げた状態。分かり辛いですが・・。

こちらはオス側端子。青錆は無くなりました。