ワゴンR エンジンの掛かりが悪い 日野市 八王子市 多摩市 国立市 立川市 東京
吸気系清掃実施 スズキ ワゴンR
平成21年式 DBA-MH23S 走行距離45,326km
エンジンの始動性が悪いという事でお預かり致しました!
お客様よりクランキングはするが、エンジンが掛からない事があり、4回位スタートスイッチの押し直しをして、やっと掛かる感じだそうです。ただ、症状は再現しない状態です。
一先ず基本点検を実施。
スキャンツールを接続し、まずは自己診断を実施。自己診断結果は異常無し。
続いてデータモニターにて測定。するとISCバルブの開度が、無負荷時アイドリング状態で27%程度、エアコンON時で50%位の状態。基準値は無負荷時10%~20%、エアコンON時で30~45%なので、大分ずれている事が分かります。
空燃比補正率は-4%程度なので、問題無く制御は出来ている様です。
COは0.02%、HCは3ppmなので、やはり問題ありません。
一先ず吸気系の状態は点検する必要がありそうです。
スロットルボディを見ると、バタフライ部分に多少汚れは見られる状態。ISCV部分は見えないので分かりません。
念の為、スパークプラグも取外し点検。火花点検は良好な状態。プラグは1年前に交換しており、そこから4000km程度走行をされています。その割には大分汚れています。
一先ず吸気系の清掃は必要ですね。
状況をご説明し、清掃を実施。
清掃後、ISCの数値はアイドル時16.47%、エアコンON時40%に低下。
また空燃比学習率は0%の状態で補正されるようになりました。
CO、HCは共に0となりました。
- 故障診断費用 ¥12,000-
- エンジン内部カーボン洗浄作業 ¥4,000-
- PETRA キャブコンディショナー ¥2,300-
- PETRA フューエルシステムクリーナー ¥5,000-
- Wako’s フューエル1 ¥1,600-
- ブリーザーシール ¥220-
整備小計¥25,120-、税込み総額¥27,632-となりました。
一先ずエンジンの調子は良くなりましたが、市街地走行がメインの為、エンジンはほぼ低回転域でしか使わない状態。つまり不完全燃焼を起こしやすい事が主原因です。たまには高速道路に乗る等、エンジンを回してあげて下さいとお伝えいたしました。
自己診断の結果。故障コードは無しでした。
入庫時のエンジンコンピュータのデータです。ISCバルブの数値が高い状態です。空燃比学習率は-3.91%なので、
まぁエンジンの調子自体は良い状態でコンピューターが補正出来ています。
ただ、冷間時の始動時等、条件が変わってしまえば、補正し切れない事もあるでしょうね。
スロットルボディの状態です。
スパークプラグ。交換してまだ時間が経過していない割りには汚れています。
PCVバルブ部分、グロメットが千切れていました。併せて交換させて頂きました。
作業後のデータです。
ISCバルブの数値は下がり、空燃比学習率も0%となりました。